映画館のスタッフがこっそり教える映画館の裏事情とは
最近は、映画を観に行くこと自体が割と高価な娯楽になってきている。レディースデーや何か割引のある日でもない限り、今や一般価格で映画を観るという事は、お財布にとってかなり痛い出費だ。しかし、これからご紹介するのは、映画館従業員がこっそり教える、お得に映画館を利用できる方法や豆知識である。全ての行動は、実行する前に自分でよく考えてくださいね!
※この記事は、英語から翻訳されています。
ポップコーンは、通常できたてではない
多くの人が、映画化館のポップコーンは、毎回できたてだと思っているかもしれないが、あの大きなポップコーンケースに常に満帆に用意されていることを考えると、必ずしもそうだとは限らない。いくつかの映画館では、お客の方から、”作ってからどれくらい経っているのか”を聞かないのをいいことに、暇な時間帯に余ったポップコーンを一日中売り続けていることもある。
映画館の従業員によると、暇な日の夜にまとめてポップコーンを作り置きし、次の日にあたため直して、提供していることもあるのだとか・・
思っているほどズルではない
ほとんど人が破ったことであろうルールの1つに、映画館に自分で買ったお菓子や飲み物を持ち込むことだろう。しかし、これには誰もあなたを責めることができないだろう。なぜなら、映画館に売っている飲み物や軽食の数々は、普通に売られている価格より、かなり割高だ。
それに、映画館の従業員でさえも、ほとんどの人がこっそりと飲食物を外から持ち込んでいることを知っている。多くの従業員は、この事実に見て見ぬ振りをしているが、もしあなたの行動が明らかに行き過ぎた行為とみなされた場合は、大きなトラブルになる可能性もあるので注意が必要である。
従業員は、公開前に映画を観ることが可能?
映画の鑑賞中に、従業員がシアター内を点検している時、あなたは彼らに悪いな、ともしかしたら思うことがあるかもしれない。しかし、大抵の場合は、彼らはもう既にその作品を鑑賞しているのだ。多くの映画館では、従業員に無料で公開前の作品を鑑賞する権利を与えている。
これは単純に、その映画の上映状態、スクリーンや照明チェックの為だけではない。彼らは万が一、観客に映画の内容や質問をされた時に、答えることができるようにしているのだ。
払い戻しを受ける方法
もし、映画のチケットの正規の値段を払って、映画を観たにも関わらず、鑑賞マナーの悪い客と一緒になったり、上映中に子供がずっと泣き止まず大事なところが聞こえなかったりした場合、あなたは返金を受け取ることが出来る可能性がある。
多くの映画館のマネージャーや従業員は、観客に最高の時間を味わってもらい、またこの映画館に戻ってきて欲しいと願っている。その為、その映画の時間を十分に楽しめなかった明確な理由があれば、その理由に応じて次回の映画無料券や割引などを適用してくれる場合がある。そのサービスに満足して、またあなたがその映画館に足を運んでくれれば、映画館にとっては損失にはならないのだ。
映画鑑賞は、耳に害を及ぼす可能性がある
映画館の迫力満点の音響システムを味わうことが、人々が映画を見に行く主な理由の1つだろう。しかし、この音響システムは必ずしも、私たちの耳に優しいと言えるわけではない。Center for Hearing and Communicationによると、一部の劇場の音響レベルは、観客に将来的な聴覚障害をもたらす危険性があると述べた。
映画によっては、多くの人が耳鳴りを抱えたまま映画館を去ることもある。これは、ロックコンサートに参加した後に発生するあの耳鳴りと同じ症状だ。熱心な映画ファンにとっては、これはかなり致命的なリスクかもしれない。映画を観るのは、ほどほどにね。
セット価格に騙されないで
これは多くの人が陥る罠だが、食べ物と飲み物をセットにすることで、少しでもお金が節約できていると思ったら、それは大間違いと言える。特に店員からアップグレードを勧められたら注意したほうがいい。この策略は、通常顧客に必要以上にお金を遣わす技だからである。
本当に節約したいのならば、まずは単品の価格を確認し、自分の欲しいものの合計金額を計算してから、セットも視野に入れて見よう。ついついお得だからといって、食べ切れもしないセットを購入してしまったら、結局は無駄になってしまうのだから。
著作権侵害は深刻な被害
多くの映画館従業員は、観客が無断で食べ物を持ち込んだり、二回も同じ特典を使ったりすることには、寛大な態度でいることが多い。しかし、中には深刻に罰せられる必要のある問題もある。その最も大きな問題の1つは、著作権侵害である。もし、著作権侵害をしてもたいして悪いことではないと思っている人がいたら、それは大きな間違いだ。
携帯電話または他のデバイスで映画を撮影したことが見つかった場合、従業員達は、何の躊躇もなく警察に電話をするだろう。なぜなら、これは立派な犯罪であり、見過ごした方も罪に問われる可能性があるからだ。
映画館で見つかるとは思わないゴミとは
残念ながら(特に子供向けの映画では)、一部の親は、映画の最中にわざわざ立ち上がってトイレに行き、子供のオムツを変えるのを怠る場合がある。その為、本来は出ないはずのゴミが劇場には残されていくのだ。
劇場内でオムツを変えるだけではなく、彼らは必ずそのオムツを持ち帰らず、置き去りにしたり、その辺のゴミ箱にポップコーンと一緒に捨てたりするのだ!館内のこぼれたポップコーンを掃除するのは、彼らの役割の一部だが、オムツを処理することは決して、彼らの業務の一部ではない。
匂いで既に操られている
ポップコーンと映画は、今や完全に切っても切り離せない存在としてみなされている。普段ならどんなにお腹が空いていても、決して見向きもしないのに、映画館にいくとその魅力的な匂いに圧倒されるとポップコーン。多くの人々は、この匂いに背中を押されているのだ。しかし、これは偶然ではなく、映画館内は、ポップコーンの香りが空気中に漂い舞うように設計されていると言う。
また、ポップコーンにココナッツとキャノーラ油を混ぜて効能を高めるほか、ある特殊な物質でその匂いを強めることも目的としている。一部の従業員は、専用の機械であえてポップコーンの匂いを広めていると言うことも漏らしている。
閉館まで劇場内は汚い
通常、映画館は上映の合間に清掃されるが、その掃除方法は、ほとんどの人が望んでいるような方法ではない。大抵の場合は、床を掃除してきれいにし、ゴミを捨てるだけで、所々は、見落とされているのだ。
これは、従業員が劇場から劇場への慌ただしいスケジュールで掃除をこなさなくてはいけないので起こるのだ。劇場内のシートなどが完璧に消毒されるのは、映画館が閉まってからなので、朝一番で鑑賞しない限りは、あまり清潔であるとは言えないだろう。
従業員への不満は無駄
マネージャーかもっと上の立場の人と話をしない限り、一般的な映画館では、バイトの従業員に文句を言っても、それはなかなか効果を発揮しない。バイトの立場であると、その客のいっていることがどれだけ今後の売り上げに響くか、どれだけ貴重な意見なのかを判断することが難しいからだ。
役職のない従業員は、管理職の立場の人へ繋いでもらったり、確認してもらうことはできるが、一定の規則に従ってしか判断できず、時給のためだけにそこで働いている事が多いので、期待していた対応にならない場合がある。もし、何か大きな問題が起きたら、上の立場の人と話をしてもらえるようにしよう。
多くの広告やコマーシャル
近年、特に映画の前の広告やコマーシャルの数が急増していることに気づいた人もいるかもしれない。これは、劇場がチケット販売以外でお金を稼ぐためにできることを、何でもするようになった影響からである。更に、Netflixなどのストリーミングサービスの影響による、価格の上昇により映画を見に行く人が少なくなってしまったのも大きな理由である。
今日、たとえ映画の上映時間に30分遅れたとしても、本編に間に合うこともそんなに珍しくはないのだ。
椅子の下は見ないほうが良い
ガムがこの世に導入されてからと言うもの、人々はそれを捨てることに関しては、かなり無責任な対応を取り続けている。特に、アメリカでは椅子の裏などにガムを貼り付けることが主流となっており、それは映画館の椅子でも例外なく行われている。
少なくとも、従業員の見えるところにガムが貼ってあれば、それを見つけて片付けることが可能だが、大体の場合は、見えづらい場所に貼り付けてある。この場合、映画と映画の合間の掃除では間に合わないだろう。安全策として、椅子の後ろは触らない・見ないことをオススメする。
お酒は、新しい収益方法
アメリカでは、個人所有の映画館が一番最初に食事やアルコールの提供や販売を開始した。これは、チェーン展開の映画館と差別するためであり、その狙いは予想通り的中し、多くの集客を得ることに繋がった。しかし、大規模な映画館がその戦術に気付くのに、そんなに長い時間はかからなかった為、今では多くの映画館でお酒を飲むことが可能である。
映画館でアルコール飲料を楽しむのは、まるで夢のようにも思えるが、たった1杯飲むだけでも、その映画代にかかる費用は倍になる。映画館のチケットだけではなく、飲み物も食事も映画館では、とても高価なものなのだ。しかし、せっかくの映画、お金のことを気にせず楽しむのもありだろう。
あなたのリクエストは聞き入れられない
近日公開予定の映画や、既に映画館にオリジナルのリストがある場合は、その映画館に上映映画のリクエストをしても、うまくいかない場合がほとんどだろう。最近は、映画館のほとんどが大企業の思うがままであり、公開リストもトップからの決断によって、決められるのだ。
つまり、劇場が個人所有である場合を除き(今ではかなり稀だが)、その店舗の支配人であっても、どの映画を上映したいかの希望については、口出しができないのだ。もし、あなたが本当に熱望した作品があるのであれば、本社に連絡してみることが、最善の方法だろう。運が良ければ、あなたの意見が聞き入れてもらえるかも。
広告の種類には注意が必要
現在の映画館のシステムでは、人的なミスで何かが起こることは、ほとんどないが、それでもごくたまに、システムエラーや何かしらの問題により、間違いが生じてしまう場合がある。その中でも、アダルト映画の予告が子供向け映画の予告に混在してしまうことは、大きなクレームに繋がるだろう。
2016年に、実際にこの不思議な出来事が発生した。その年に、「ファインディング・ドリー」を見に行った家族のコメントで、大人向けコメディ「ソーセージパーティー」の予告編が不愉快にも含まれていたことが確認された。やってしまった!
3Dメガネは、気持ち悪くなる
3Dムービーを見に行ったことがある人なら、この方法が映画を楽しむ最も最高な方法ではないことがわかるだろう。すでに眼鏡をかけている場合はかわいそうに、そうでない場合でも、数時間の映画を3Dで視聴するのは、かなり大変である。人気映画アバターのリリース後、3Dの人気は衰えたものの、今でも多くの映画館で選択できるオプションの一つである。
3Dに不満を訴える多くの人の理由は、見ている途中で気分が悪くなってしまうことである。特に三半規管が敏感な視聴者は、吐き気を催すこともあり危険だ。このような事実もあり、人々は映画を前よりも見なくなったり、映画館に興味を持つ人も少なくなったと言える。
暗闇になるとしちゃうこと
10代の若者が映画館でファーストキスをしたり、後部座席で時折メイクをしたりすることは、そんなに珍しいことではないが、劇場の従業員は、上映中に起こるイベントはそれだけではないと、吐露している。
特に混雑した劇場ではない場合、人々は暗い雰囲気を上手く利用するのが好きなようだ。どうやら、映画館で働いている一人に一つは、信じられな映画上映中のストーリーがあるようだ。
喧嘩は日常茶飯事に
あなたが幸運の持ち主であれば、口論の末にエスカレートした2人の映画ファンの対立なんて、何度も目にしたことがあるだろう。確かに、映画上映中は、人のことを不快にさせるような行動をとる人が、目の前に座ることも決して珍しいことではない。
映画館の従業員によると、映画館での喧嘩は、決して珍しいことではないと言う。その原因の一つに、映画が高価になったことによって、その一回、一回の期待値が上がっているのことが挙げられていると言う。
一回のチケットで2回?
映画館の従業員のほとんどは、あなたが払ったお金に見合うだけの価値を手にしたかなんて、気にもしていないようだ。多くの劇場の従業員は、チケットを1枚しか購入していなくても、そのまま別の映画シアターに移動し2本目を観ることを容認している。
何人かは、その事実に気づくかもしれないが、多くの場合は、そのことについて咎めたり、劇場内から、追い出すなんてことはしない。ただし、あなたが選択した2番目の映画が人気作品や満席の場合、何らかの問題を引き起こす可能性があるだろう。