何でも屋の男性、100ドルで男性が小屋を改装
65歳のリチャード・エイキンさんは、何でも屋で様々なことに長けています。夫、そして父であり、2つの博士号を取得し、医学の学位も持ち合わせています。更には、オペラシンガーでもあり、『ニュー・アンセストラル・ダイエット(The New Ancestral Diet)』の著者でもあります。これらからすぐにお分かりいただけますが、結構な日曜大工の腕前の持ち主。
ひとりの人がこんなに色んなことに長けているなんて…驚きです。リチャードさんがこの丸太小屋を驚きのものに変えるところを目撃したい方は、ぜひ続きを読んでみてください。
すべてのはじまり
リチャードさんは、長い間、森の中にある家を購入したいと考えていました。存分に森の生活を楽しんで、すこし自然に逃避したいなんて、誰もが思ったことがあるはずです。
朝起きて、玄関から外に出て、木に囲まれた人里離れた場所にいるところを想像してみてください。夢のようですよね？ただ、家の購入を考えると、森の家は第1選択肢には挙がらないかもしれません。
がれき
リチャードさんは、別荘を購入するにはお金がかかりすぎる、と思っていました。しかし、ミズーリ州の男性からこの古い荒れ放題の小屋の話を聞いたとき、リチャードさんは夢見ていたライフスタイルを送るチャンスだと感じます。
このボロボロの木小屋を含めた不動産を、現金$100で購入したリチャードさん。男性は無料で構わないと言ったそうですが、リチャードさん自身は少なくとも100ドル支払わないと気が済まなかったようです。
たりないものだらけ
小屋の状態はよくありませんでした。この安全とは言えない建物に住むためには、かなりの作業が必要であることは明らかです。
リチャードさんの未来の家は、がれきで溢れ、屋根は完全に崩れ落ちていました。入り口から中を覗き込むだけでも危険そう…そもそも中には入らないほうが良さそうなくらいです。それでも、リチャードさんは自由時間を使って、この古い小屋を修理することを決意します。
芳しくない状況
リチャードさんは建物を査定して、小屋のどの部分が使えるか考えました。小屋を調べている際、ほとんどの木の部分がひどく腐っていることに気づきます。
小屋のほとんどを取り壊して、基礎から全部作り直さなくてはいけないということは分かっていました。それでも、元の小屋を少しでも残すために、リチャードさんは使える木片は残しておきたかったのです。
作業開始
リチャードさんは、小屋の外ですべての木の板に印をつけました。こうすることで、長きにわたって蓄積した腐敗をきれいにした後、どう並べるべきかわかりやすくするためです。
実際の小屋はひどく荒れ果てていましたが、景色は最高！こんなオアシスに住みたくない人なんていませんよね？これこそ、モチベーションの大きな要因です。リチャードさんが正しい決断をしたことは、すぐにお分かりいただけるはずです。
新たな発見
この大規模な建設作業を手伝ってくれるように、家族を招集したリチャードさん。すぐに、リチャードさんの家族が、近くに天然の小川を発見します。つまり、自分達だけの水辺の家を建てることができるということです！
新しく改築された家の景色をより良くするためには、小川を掘り起こすことにかなりの時間を費やさなくてはいけません。一方、小屋の解体は終了し、木片を並べる準備が出来ました。
魔法のような瞬間
手で小川を掘っていると、岩盤にぶち当たります。それから、残りの池を掘りだすために、ブルドーザーを投入。そうなんです。なんと、リチャードさんたちは、人口の池を作ったのです。
池のドックはステキな雰囲気をプラスしています。リチャードさんが完成させたホームプロジェクトの最終結果を見るまでもなく、彼の技術の高さが垣間見れますよね。この職人にかかれば、どんな小さな気配りも見逃せません。しかし、初めのいくつかの丸太を並べてみると、プロジェクトの本当の始まりはここからだとわかります…
丸太並べ
自然の水辺エリアを建てた後、自分の新しい小屋を建てたいと思っていたリチャードさん。池のすぐ傍は、絶好のロケーションです。
さて、立て直しの準備は万端。計画も印も用意して、何をすべきかは分かっていました。はじめに、土台から慎重に新しい小屋を建てることから始めます。
臨機応変に
「もともとの建物の意図に忠実」でいたいと考えていたリチャードさん。しかし、それはなかなか困難であることがわかります。まず、地中1.8メートルほどで岩盤にぶち当たりました。
つまり、小屋は地上0.5～1メートルほどの高さに建てる必要があるということです。プロジェクトが完成すれば、より景色を楽しめるようになりますが、今はまだすることがたくさん残っています。
本当の家のように見えてきた小屋
基礎を作るためにコンクリートを流し込み、リチャードさんは家の周りの木から材料を集めてきました。
新しい梁を作るためにはホワイトオークを使用し、屋根にはシダーシェイクを使用。飾り気のない正面のポーチは、全体的なイメージをうまくまとめています。周辺の木を使うことで、リチャードさんは家を美しい環境になじませることに成功。プロジェクトは、やっと形が見えてきました。
暖かさを保つために
新しい小屋の家に暖炉を作ることは、リチャードさんにとっての重要事項でした。これがなくては丸太小屋とは呼べません。それに、求めていた田舎生活の魅力にもプラスです。
エイキン家は、あえてランフォード暖炉を選択。これは、1796～1850年の間の丸太小屋で一般的だった暖炉です。家に田舎調の性質をプラスしてくれます。
王様のための階段
リチャードさんの新しい木製の小屋には、上部階があり、上の階に行くために階段を作る必要があります。リチャードさんは倒れたオークを使って、素晴らしい階段を作りだしました。
木材を再利用するということは、この地域の美しい木を切り倒す必要がないということです。それに、時を重ねた木材は、どんな大工も自分の作品だと主張したくなるような、味のある見た目を出してくれます。
仕上げ
リチャードさんは、この小屋のドアは完璧にしたいと思っていました。家に入るときはじめに人の目につく場所であり、森林を思わせるような見た目にしたかったのです。
材料とデザインを大工さんのところへ持ち込んで、家のためのドアと窓を作ってもらいました。シンプルなデザインは、解体され再構築された元の丸太小屋に対するオマージュです。
間を埋める
リチャードさんは、自然に形成された木片を使用して小屋を建てたため、自然のままの見た目を変えずに完璧に合わさるということはあり得ません。
エイキンさんの家族は、金網とアウトドア用の密閉剤を使って、ログの間の隙間を埋めます。大きなプロジェクトには、ちょっとしたチームワークが不可欠です。密閉剤で埋められた木の間の隙間は、より自然な見た目を醸し出してくれます。
小屋の中
小屋の外観は完成したので、インテリアをデコレーションしていきます。ラスティック調の椅子やテーブルを持ってきて、暖炉には薪をくべます。
だんだん、快適に感じられてきましたよね。田舎式ののんびり生活に現代風の趣を加えない、と決めたエイキン家。家自体は新しいかもしれませんが、昔風の雰囲気を与えたかったんです。
完璧なダイニングテーブル
エイキン家のご近所さんは、倒れたクルミの木を利用して、ダイニングテーブルを製作してくれました。
新しいダイニングテーブルは、軽くて動かしやすいようにデザインされています。寒い時には、暖炉の近くに動かせるようにするためです。この家にはヒーターがないために、これは欠かせない設備！この田舎の小屋を建てるために、本当に色々考えたことがわかります 。
光をいれる
リチャードさんの新しい田舎の家のキャンドルシャンデリアは、電気がないこの家では素晴らしい光源です。切妻屋根のため、日中は天然光が小屋に差し込みます。
光は、忘れられがちな家の要素です。しかし、特に家まで電気が引かれていない場合は、十分な太陽光をとりいれる窓があることは重要です。リチャードさんが家の天井高くに設置した窓を見てみても、ステキですよね。
最高に快適なロフトベッド
ロフトのベッド抜きでは、森小屋は成立しません。寝る場所は必ずどこかに必要ですよね。この小さなロフトは快適で、新鮮な田舎の空気を楽しみならがらまどろむ最高の方法です。
森の中での長い一日のあとに必要なリラックスした眠りのための、温かくて快適な雰囲気があります。定期的にこの家を利用する家族の住みやすさを、最大限に高めてくれます。
鍵は料理
エイキン家は、料理が大好き。だからこそ、暖炉が必要だったのです。温かい飲み物から、きちんとした料理まで、暖炉で何でも調理が可能です。
2つの目的を兼ねそろえた暖炉があるため、小さな家にキッチンを作る必要はありません。それに、直火で料理することこそまさに田舎生活。外に出る必要もないことを考えると、文句なしですよね。
ジョアンナ・ゲインズよって大変身を遂げた、こちらのご自宅
チップ＆ジョアンナ・ゲインズが手掛ければ、ご自宅がステキな変貌を遂げること、間違いなし。しかし、彼らの素晴らしい実績をもってしても、この老朽化した家を人が住めるようにできるというのは信じがたいですよね。
最後の完了形を目にしたら、「ボロ屋を買ってリノベーションできるなら、正規の費用を払って完全に改築された家を買う必要などあるのか」、と思ってしまうはずです。
ボロボロの小屋の中
『フィクサー・アッパー(Fixer Upper)』の第4シーズンにて、崩壊しかけた家を12,500ドルで購入したマツモト家。この金額は、完全に壊れかけた家というよりは、かなりの面積になる土地に対する金額です。
小屋の中を見てみると、チップとジョアンナが難しい仕事を引き受けたことがわかります。新しい窓の取り付けが必要で、家の配線は完全に取り換えが必要で、床もなければ加工できる天井もない状態。変身は奇跡としか言いようがありません。
奇跡の回復：外からも美しく
一つ目のスライドを見ればお分かりになるかと思いますが、この小屋の外観はひどい状態。部屋は陥没して、羽目板がなく、入り口のポーチなど気にしていられる状況ではないように思われました。しかし、この壊れかけの小屋を美しい田舎の家に大変身させることができるのが、ジョアンナ・ゲインズ。
美しいシャッターを取り付ける間に、金属の屋根を取り付けて、新しいポーチを建てて、窓を取り換えて、田舎風のホームデザインのスキルを発揮するジョアンナ。家の基礎を建てつけるのもステキな案ですね。
新しく作られたキッチン
『フィクサー・アッパー(Fixer Upper)』の第4シーズンの小屋には、かなりの改装を行いました。 小さなスペースにたくさんの機能を備えることにおいてはお手の物である、ジョアンナ・ゲインズ。こちらのキッチンは、素晴らしいですよね。天井から中レベルのオープン棚を設置してより空間を増やし、キッチンのアイランドには椅子を並べて、小さな家でゲストをもてなすにはもってこいです。 素晴らしい木製の床とハイエンドなステンレススチールの電化製品で、小屋を現代的に仕上げます。
新しい家族のためのリビング
壊れていた小屋を直すだけでは十分ではないかのように、このご家庭では双子の誕生を控えており、時間は限られていました。小さな子どもが家の中をすぐ走りまわることを考えると、小さな空間でのオープンなスペースは重要です。
ジョアンナ・ゲインズは、有名な合じゃくりデザインで壁を覆い、壁から掛かった棚を設置して、部屋にアクセントを加えながら、スペースを犠牲にせずにアクセシビリティを提供しています。エリアラグが、家の他の部分と同じ硬材の部屋を美しく強調します。
小屋のマスターバス
老朽化した家を作業することの利点は、基礎からデザインできるということ。家自体は狭いものの、ジョアンナ・ゲインズはたくさんのバイヤーがうらやむようなこのマスターバスを作り出すことに成功しました。
ほとんどの人が取り壊してしまうような家を、こんなに美しい家に作り変えてしまうのは驚きです。この写真は、ワシ爪足のバスタブと小さな美しい浴室にたくさんの収納スペースを可能にする家具を備えた、ウォークインシャワールームから撮影したものです。
女王のためのマスタースイート
リノベーションの一環として、マツモト家に素晴らしいマスタースイートを提供したジョアンナ・ゲインズ。天井はもともとの家から救い出してきたむき出しの木材でできており、このプロジェクトの始まりを夫婦に思い出させてくれます。
これを見れば、古い材料から天井を作ることがトレンドになっても、驚きではないですよね！この写真は、寝室の端から撮影されたもので、全体がどうなっているのかがよくわかります。
子どもが成長するのにピッタリの部屋
プロジェクトが始まった時の唯一の懸念が、マツモト家の娘さんが使える部屋を作るということ。娘さんの部屋は完璧でなくてはいけません。この部屋なら、投資に見合う出来ですよね！
お子さんが快適に過ごせるように、部屋は柔らかい色と落ち着いたアクセントでペイントしてあります。窓はベッドの右側に位置し、娘さんが毎朝美しい太陽の光を浴びて起床できるようにしました。
冒険的な男の子たちの部屋
男の子の部屋に関しては、男の子2人が一緒に冒険しながら成長できるようなインタラクティブな部屋を希望していたマツモト家。ひだひだの金属製のデコレーションで、希望通りの部屋が実現されていますよね。
2段ベッドは、小さな木の上の家をイメージしたカスタムデザインです。松本家は変身と遂げた家に大喜び。 息子さんも気に入ったようです！愛情がたっぷり詰まった家を見れば、どんな少年も気に入ってくれること間違いなしですよね！
おもてなしに最適
マツモト家がなくても気にならないのが、現代的なダイニングルーム。この伝統的なスペースを補うべく、マツモト家は屋外の集まるスペースを依頼しました。
屋外エリアというアイディアを考慮して、そこにお客さんを呼んだ時のことを考えてダイニングテーブルをプラスし、古い手法と新しい手法を一体化させたジョアンナ・ゲインズ。家族で食事をするのにも最適です！
一つの部屋だった場所に2つの部屋
キッチンとリビングエリアを作り出すために、ジョアンナ・ゲインズは一つの大きな部屋を2つの部屋にしました。この2つの部屋を分ける壁はありません。その為、それぞれにユニークな雰囲気を与えることが重要です。
すでにこの部屋は写真でご覧頂いたはずです。これは、改装前の写真。この改装は簡単ではありませんでしたが、今まで見たことがないような素晴らしい大変身です。
テキサスへ
テキサスに引っ越してくる以前、マイケル・マツモトさんは、ロサンゼルスに住んでいました。ジョアンナ・ゲインズとのインタビューで、ロスを離れて新しい街に恋することなど思いもしなかったと認めています。
テキサスのクロフォードは、ハリウッドの喧騒とは真逆です。マイケルは、子どもを育てるためには最高の場所であると考えています。この場所の小さな街という側面が、マツモト家が理想的な場所として選んだ理由です。
カメラの反対側
今シーズンの『フィクサー・アッパー(Fixer Upper)』の第4話の前までは、マイケル・マツモトさんはプロデューサーという舞台裏の存在。カメラの前に立つことは、新しい子を迎える父親にとって、新しくワクワクする経験だったのではないでしょうか。
今までとは全く異なる形でジョアンナとチップと仕事をすることが、今回最も不思議に感じた部分だったようです。「いつもは同僚としてチップとジョー(ジョアンナ)と仕事をしてたから、クライアントになるのは全く違う感覚だったよ。」
完璧な家を手に入れて
『フィクサー・アッパー(Fixer Upper)』に出演して、土台から家を建て直し、マツモト家はこれ以上ないほど大喜び。マイケルさんは、完成した家を機能的かつ美しいと称しています。
最も重要なことは、新しい家は子どもに適しているという点です。新しい家族を迎える夫婦にとっては、子どもを育てるのに安全な家であるということが重要です。ジョアンナ・ゲインズは、家族が不安に思うことがないようなデザインを作り上げています。
将来自宅を購入される方へ
マツモト家がこの経験から学んだ大きなことのひとつは、大胆でいることです。理想の家を想像して、そのビジョンを現実にする方法を見つけてください。マイケルさんには、ビジョンがあり、だからこそ今完璧な家を手にしました。
マイケルさんも、これが簡単ではないことは分かっています。「想像することが最も難しいところは、良い骨組みと基礎だと思う」。これらが思い浮かべば、限界などありません！
大きすぎる挑戦なんてない
ジョアンナ・ゲインズにとって、『フィクサー・アッパー(Fixer Upper)』の第4シーズンのこのプロジェクトは、最も難しいものの一つでした。お気に入りでもあります。よぼよぼの家を美しい家へを変身させるよう、マツモト家が信じてくれたことが今でも信じられません。
プロジェクトの始まりと終わりを目にすると、本当に驚きです。この醜い小屋を美しい蝶に変身させることが出来る人がいるとは、誰も想像できなかったですよね。
