手持ちの家庭用品でできるガーデニングのコツ20選
たとえ自宅の庭にそれほど手入れが行き届いていなくても、ガーデニングを始めるのに遅すぎることはない。そしてガーデニングはそれほど複雑で難しくもない。実際、今キッチンにあるかもしれない物やツールを使って、ガーデニングを始めることができるのだ。ここでご紹介するコツを見れば、いかにガーデニングが簡単にできるかお分かりいただけるだろう。ひょっとすると、自分でも気づかなかったガーデニングの才能を開花させることができるかもしれない。
古くなったマフィン型はちょうどいい大きさ
ガーデニングをする上で、古くなったマフィン型には様々な利用法がある。柔らかな土の上にマフィン型を押し付けると、一定の間隔で穴ができ、種や植物を植えるのにちょうどいい。穴の跡がつきさえすれば、それぞれの穴を必要に応じて深く掘ることができる。
また、マフィン型はハーブや花の苗を育てるのにもぴったりの大きさだ。ただし、衛生面で心配が残るため、マフィン型を使うときには、もうキッチンでマフィンを焼くのに使わなくなったものを用意しよう。
卵の殻も活用できる
ナメクジやカタツムリのような小さめの害虫に対しては、植物の周りに卵の殻を小さくしてばらまくことで、害虫が植物を食べてしまうことを防げる。カタツムリやナメクジは、卵の殻の上を這いたがらない。これは自身の体が傷つかないようにするためだ。この方法で害虫から植物を守るのに効果があった人もいれば、まったく効果がなかったと言う人もいる。やってみる価値はありそうだ。
ただ、必ず卵の殻を小さく砕き、よく洗っておくことを忘れないようにしよう。卵のにおいが残っていれば、ネズミやリスなどが集まってくる可能性がある。
柑橘系の皮を使って苗床にする
レモンやその他柑橘系の果物はキッチンでよく使われているが、果汁を絞った後に、その皮をすぐに捨てずにおくことで有効に活用できる。苗を育てるのに皮を使ってみよう。
すべきことは、簡単だ。皮を鉢のように置いた状態で、底となる部分に水がたまらないよう一ヶ所か二ヶ所穴を開け、土を入れて種を植えるだけだ。苗が少し育って、庭に移し替えられるようになったら、そのまま皮ごと土に埋められる。皮は土の中でじきに肥やしとなり、苗の栄養となってくれる。
コーヒーフィルターが鉢の中敷きに
これまで、水やりをしても、その水がすぐに底から流れ出てしまっているのを見たことはないだろうか。これを防ぐには、鉢の中に土や苗を入れる前にコーヒーフィルターを敷くというのも一つの方法だ。
コーヒーフィルターを敷いても水は流れ出てしまうかもしれないが、それでも水が流れ出るのを遅らせ、土が水を吸収し、より長い時間水を保持させることができる。コーヒーフィルターは吸収剤として役立つだけでなく、鉢にある排水用の穴に詰まるのを防いでくれる。
植物を育てるのに役立つコーヒーかす
キッチンには肥料や腐葉土となりうるものが多い。使用済みのコーヒー豆(挽いたもの)は、正しく使えば、植物に驚くべき効果をもたらすことができる。この茶色の素材を正しい分量で混ぜれば、緑色の(環境に優しい)素材として役立つのだ。これは古いコーヒー豆に窒素が豊富に含まれていることによる。
このように、適量のコーヒーかすを鉢の上から数インチ分の土、またはその他乾燥した素材と混ぜることで、肥やしとして活用することができる。ただ、コーヒーかすを大量にやってしまうと、植物に水がなかなか届かないという事態になることもあるため、一度に使うのは少量だ。
空き缶が鉢になる
空き缶をリサイクルするのもいいが、ハーブやその他小さな苗用にプランターとして利用することもできる。ただ単に缶切りで上部を切り抜くだけだ。ただ、蓋を取った後の切り口で手を切ってしまわないように気をつける必要がある。
上部を切り取った後は、排水用に底に数か所小さな穴を開け、あとは土を入れて種を植えておしまい。もっと手をかけたければ、土を入れる前に缶に手を加えてカスタマイズすることもできる。
プラスチックのフォークで苗を守る
使い捨てのプラスチックのフォークも花壇や菜園に再利用することができる。フォークの柄を土に差して、尖っている部分を地面から少し出しておくことで、苗がまだ小さいときに犬や猫など、四本足の動物から踏み荒らされないで済む。
確かに見た目は良くないため、それが気になる人には透明なフォークで試されることをお勧めする。苗が大きくしっかりと育ってきたら、フォークを取ってしまおう。
バナナの皮が堆肥に
バナナの皮も堆肥として使える。この黄色い果物の皮は、カルシウム、マグネシウム、硫黄、リン酸塩、カリウム、ナトリウムを含み、堆肥と混ぜると植物の良い栄養源となる。
バナナの皮は腐敗が早いため、そのため堆肥に栄養が吸収されるのも早い。バナナの皮を細かく刻んでおけば、腐敗の速度も上がる。ただ、皮を直接土に埋めると腐敗速度が遅れるため、堆肥に皮を混ぜるようにしよう。
空になったボトルでホットキャップを作る
せっかく育てた苗が早霜や晩霜のせいでダメになるのを見ることほど悔しいものはない。こうした霜害は、空になった水や牛乳のボトルを使ってホットキャップを作ることで防ぐことができる。1ガロンサイズのプラスチックボトルの底を切り取り、換気のためにフタを取るだけだ。それを穴のあいた底を下にして、苗の周りに埋める。
こうすることで、昼夜の気温差が激しい時期にもグリーンハウスのようにボトル内の温度を数度ほど暖かく保てる。気候が暖かくなってきたら、このボトルを抜くことを忘れないようにしよう。
牛乳のボトルを使ってじょうろを作る
牛乳や水の空きボトルは、ちょっと手を加えるだけでじょうろにもなる。作り方は簡単だ。針を温めて、ボトルのフタに穴を開けるだけだ。ただ、間違って指を刺してしまわないように気をつけよう。使う針の太さや、何個穴を開けるかによって、霧状にしたり、水量を多く出すようにすることもできる。
この簡易じょうろは観葉植物や苗にピッタリだ。場合によっては、市販のじょうろよりも優秀だ。というのも、市販のじょうろは漏れたり、ポタポタと雫が小さな芽に落ちたりすることがあるからだ。
植物を助けてくれるシナモン
シナモンはどこの家庭のスパイス棚でも見つけることができる一般的な調味料だ。だが、シナモンはキッチンで味を引き出すだけでなく、ガーデニングでも秘密兵器として使える。シナモンはその性質が抗真菌性であるため、立ち枯れ病から苗を守ってくれる上、鉢の中に発生する粘菌やキノコを防ぐ働きもある。
シナモンの良さは植物の病害を撃退することだけで終わらない。茎につけると、そこから根が生えるのを助けるばかりか、切り口にアリがはびこるのを防ぐ。それに何より、シナモンはいい香りがする。
古いスプーンが可愛いラベルに
使わなくなったスプーンをリサイクルで捨てたり、人にあげてしまう代わりに、こんな楽しい工作で再利用するのはどうだろうか。まず、ハンマーを使ってスプーンを完全に平らにする。そして好きな色のペンキを塗り、育てるハーブや野菜の名前を書いてデコレーションするのだ。
スプーンの柄を土に埋め、カラフルなラベル部分が見えるようにしよう。こうすれば、可愛いオリジナルのラベルを見るだけで、花壇や菜園のどこに何が植えてあるのかすぐに分かる。
酢で雑草を撃退
ホワイトビネガーは、有害な農薬の入った市販の除草剤の代わりに、天然の除草剤としてよく使われる。雑草にかけると、酢の成分が葉の中に含まれる水分を出してしまうため、その雑草はやがて枯れる。これは乾燥した晴れた日に行うと、より効果的だ。
しかしながら、この方法には注意も必要だ。酢の成分は雑草を枯らすのに効果的ではあるが、それは酢がかかったものすべてを枯らしてしまうからだ。そのため、大切な植物のそばでは行わない方が良い。
切り花や挿し木にハチミツを活用する
挿し木の成長を助ける天然の成長促進剤を探しているのであれば、ハチミツを使ってみるのもいいだろう。ハチミツは抗真菌性で、天然の防腐作用を持つ上、根の成長を促す酵素が含まれている。
鉢植えで挿し木をしようとしている場合には、切り口をきれいにしてからハチミツにつけ、それから土に埋めると良い。花瓶などに差して育てようとしている場合には、水に小さじ一杯のハチミツを溶かすと良い。切った植物を水につける前に切り口にハチミツをつけて、値が生えてくるのを待とう。
天然害虫駆除剤で虫を寄せ付けない
昆虫が庭の植物についてなかなかいなくならない場合、一般的にキッチンにある材料で、虫を自然な方法で駆除できる。フードプロセッサーにニンニクを2つ、ミントの葉を3カップ入れて混ぜ、それを鍋に移し、水12カップと粉末唐辛子を加えて沸騰させるだけだ。
この出来上がった天然害虫駆除剤を一晩寝かせてから、霧吹きなどの容器に濾しながら移し、最後に生分解性の食器洗剤を数滴加える。これを植物に吹きかければ、そのにおいで害虫を寄せ付けないばかりか、この天然害虫駆除剤を直接害虫に吹きかければ、その害虫をやっつけることができるだろう。
古くなったザルが鉢代わりに
古くなったザルでも、かわいいから捨てられないというものがあれば、プランターとして再利用することができる。古くなったザルにコーヒーフィルターを敷き、次に植えたい植物に合わせた土を適量入れるだけだ。
フィルターを敷くことで、土がザルの目から落ちるのを防ぐが、排水は可能だ。取っ手部分にチェーンや丈夫なロープを通せば、ハンギングバスケットにすることもできる。
ワインの瓶を並べて歩道を作る
ワインの瓶の再利用法は他にもある。空になったワインの瓶を並べて埋めて、花壇や菜園の縁どりを作るのだ。作り方もいたって簡単。ワインの瓶を逆さにして地中に突っ込み、一定の高さで底が出るようにする。ある程度の深さまで埋めないと、簡単に倒れてしまうことがあるので要注意だ。
これは外観的にも素敵であるばかりか、子どもやペットが間違って苗を踏んでしまうのを防ぐこともできる。ただし、庭が遊び場になっている場合には、これはそれほどいいアイデアだとは言えないかもしれない。
古くなったシンクがかわいいプランターに
キッチンや洗面所をリフォームすることがあれば、古いシンクは取っておこう。これもかわいらしいプランターとして使えるし、庭のアクセントにもなる。
シンクから出ている配管を切り取り、邪魔にならない場所に置くだけだ。水はシンクで水を流すのと同様、下の方から排水される。選んだ花と土を入れれば、シャビーシックなプランターの出来上がり。友人・知人を家に招待し、庭を案内したときには、必ず会話のきっかけになることは間違いない。
オムツを鉢の底敷きに
子どもが大きくなってサイズが合わなくなったなどの理由で、余ったオムツが手元にあったとしても、それでもまだ使い道はある。ご存知の通り、オムツは水分を保持するのに優れている。オムツを1枚ほど鉢底に敷いてからその上に土を入れると、オムツのおかげでプランターは水分を保持することができ、うっかり土が乾ききってしまう可能性は低くなる。
この方法は頻繁な水やりや手入れが必要な植物にはぴったりの解決法だ。ガマ、アヤメ、ひまわりなどを育てるときに試してみると良いかもしれない。
プラスチックの衣装ケースを使って、小さなグリーンハウスを作ろう
グリーンハウス(温室)の仕組みはかなり基本的なものだ。つまり、光は届くが芽が外に出ないような蓋つきの箱を用意すればグリーンハウスはできる。かなりの費用を払って家庭栽培用グリーンハウスを購入してもよいが、プラスチックの衣装ケースを使って、自分で作ってみることもできる。通常窓際に置いて育てる苗を、小さな鉢に入れてから、この透明なケースに入れるだけだ。可能であれば、透明な蓋を用意することで、より多くの光を取り込むことができる。
花壇や菜園をする庭やスペースがないアパートに住んでいる場合には特に、この方法は苗を育てるのにぴったりだろう。
2リットルの空きボトルでも温室効果が
もし、苗を守ってやらなければならないが、大々的にグリーンハウスを作る気がない場合、苗ごとに小さなグリーンハウスを簡単に作ることができる。2リットルサイズの空のプラスチックのボトルを用意して、底から数インチ分を切り取るだけだ。そしてそれを苗にかぶせるようにして置く。
この方法は小さな温室効果があるだけでなく、苗を霜や風、強雨などから苗を守ってくれる。
空き缶をプランターの底に詰めれば、入れる土が少なくて済む
底の深いプランターを使えば、植木の見た目がぐっと良くなる。ところが、深いプランターを使うと、それに入れる土の量も多くなるためそれだけ費用もかかる。ここで空き缶を利用してプランターの底に並べれば、上げ底になってその分費用を浮かせることが可能だ。
この方法は、プランターに土を大量に入れなくても良いという利点もあるが、それだけでなく、水はけや通気の点でもうまく機能する。空き缶を使いたくなければ、百円ショップなどで買える安いプラスチックのプランターを使っても上げ底できる。
プラスチックのフォークを使って動物の侵入を防ぐ
世界一素敵な花壇や菜園を作ったとしても、野生動物にまで好まれてしまっては台無しだ。中には柵を作ったり、鉄柵で囲ったりする人もいるだろうが、現実的に考えれば、そうした対策は費用もかかれば、スペースも取られる。
動物を近づけない費用がかからない対策として、花壇にプラスチックの使い捨てフォークを一定の間隔を開けて埋めておくのはどうだろうか。こうすれば、動物が花壇に踏み込むのを防げるばかりか、花の名前などのカードを挟んでおくこともできる。
苗にシナモンを少々ふりかける
植物も人間同様に生きている。ということは病気にだってかかることもある。苗がかかる一般的な病気は「立枯病」だ。これは白いふわふわのカビが苗の茎について、苗の成長を助けるための肥料を吸い上げることができなくなり、結果としてしおれてしまう。これは高湿度の環境下、つまり残念ながら温室などでよく起こる。
温室をやめたくはないけども、この「立ち枯れ病」を防ぎたい場合には、シナモンを少々苗にふりかけることだ。シナモンは抗真菌性であるばかりか、いい匂いまでする。
石に色を付けて自己流の菜園ラベルを
正直言って、花壇などでよく見かけるラベルは可愛いものがなく、おかげで花壇や菜園の見た目が悪くなる。プラスチックのラベルや棒を使って苗の区別をつけた花壇や菜園はパッとしない。花壇や菜園を自然なままで、かつ苗の名前が分かるようにするためには、手頃な大きさの石を探して色を付けるのも良い。
探してみると、育てている野菜のような石を見つけることもできる。細長い石は人参のように、平べったいものはカボチャのように色を付けてみよう。
キッチンペーパーで何日も給水できる
もし休暇で何日か家を空けることになって、室内の観葉植物に水やりをすることができない場合、キッチンペーパーを使ってみよう。この方法はとても簡単で安くつく上、効率的でもある。
この方法を成功させるカギとなるのは、コップの底の方までキッチンペーパーを入れておくことだ。そして、キッチンペーパーを土の上全体に広げたら完成だ。これでもう何日か家を空けたために観葉植物が枯れてしまうということにならずに済む。
蚊を寄せ付けない魔法のハーブ
地球上でもっとも鬱陶しくて、何の役にも立たない虫は蚊だと言っても過言ではないだろう。庭につるしておくことで蚊を寄せ付けない面白い方法がある。
「蚊の駆除鉢」と呼ばれるこの鉢は、シトロネラ、ゼラニウム、「レモン色の宝石」のマリゴールド、レモングラス、イヌハッカ、「芸術家の紫」のカッコウアザミ、レモンタイムすべての寄せ植えだ。この寄せ植えは、蚊の力を吸い取ってしまう魔法のハーブのようなもので、これで庭に煩わしい虫が寄ってくることもないだろう。
壊れた鉢のリメーク
これまでに鉢を誤って落として、目の前で割れてしまってガッカリしたということはないだろうか。だが、心配ない。こうして壊れた鉢の破片にも素晴らしい使い道がある。
壊れてしまった鉢の破片の中から好きな形や大きさのものを拾い、油性ペンで植物の名前を書こう。ユニークなものにするために色を付けてもいいし、素朴な感じを出したい場合には名前を彫ってみるのもいいだろう。
ガーデニング用具の収納棚
そんなにガーデニングに凝っていなかったとしても、ガーデニング用の道具はたくさんあるのではないだろうか。大きさが揃っていない道具の数々がぴったり収まるようなケースを見つけるのは難しい。ホームセンターなどで荷物の配送などで使われているパレットを無料で譲ってもらえるならば、これを用具棚として使うことができる。
使い古されたパレットを10ドルもかけずに使える状態にし、壁にかけられるようフックを買って取り付けるだけだ。クワや熊手など大きいものからシャベルなどの小さいものまで、すべての大きさの道具にぴったりだ。
過酸化水素水で根を元気に
怪我をしたときに傷口に過酸化水素水を塗って、ばい菌が入らないようにする。だが、過酸化水素水が植物にとっていかに効果的に働きかけるかを知っている人は少ない。植物の根腐れやカビによる病気を防ぐのみならず、新たな芽が出るのを助けてくれる。
重要なのは、毎日水やりをするたびに、3%の過酸化水素水を少しスプレーすることだ。32:1の割合で水と過酸化水素水を混ぜて使うことで、全体的に根を元気にすることができる。
自動研磨鉢
ガーデニング用具を清潔に保つよう手入れしておくことは重要だし、必要なことでもある。だが、使うたびに手洗いしたり、刃を研いだりするのは骨が折れる作業だ。だが、この自動研磨方法を使えば、もうガーデニング用具をきれいに洗ったり、研いだりする必要はない。
テラコッタの植木鉢に砂と鉱油をまぜたものを入れると、小さなガーデニング用具をしまっておくのにぴったりだ。砂は研磨剤のような役割をするため、砂が入ったテラコッタの植木鉢から用具を出し入れするだけで適度に刃が研がれる。砂に入れた鉱油は潤滑油のような役割をし、次の用具を出し入れできるよう清潔に保つことができる。
植え替えるときには瀉痢塩(しゃりえん)を
人間の体において、瀉痢塩(しゃりえん)は消化を助け、ストレスを緩和し、睡眠を改善してくれる。これは必ずしも植物の睡眠を改善してくれるわけではないが(これについては説明も必要ないだろう)、小さじ一杯の瀉痢塩は植え替えるときに起こりうる植物へのダメージを緩和してくれる。
新たな苗や植物を植えるために開けた穴に、小さじ一杯の瀉痢塩を入れてから、土を薄くかけておく。その上に植物を置いたら、あとは他の植物同様に手入れをするだけだ。
料理に使った水を植物の肥やしに
料理好きで、かつガーデニングが趣味であれば、この方法はどうだろうか。卵や野菜を鍋で湯がくとき、いつもはシンクに流してしまうその湯がいた後の水を取っておこう。
湯がいた後の水をシンクに捨ててしまう代わりに、植物の水やりに使えば肥料として使える。料理上手やガーデニング上手になるには、リソース管理と創造性が必要となるが、この方法は確かに両方を使うものだ。
雑草に酸素をやらない
庭の草むしりほど厄介なものはない。ガーデニングというものは本来、ストレスを発散させるもので、心を穏やかにさせるものだ。だが、草むしりはイライラするし、煩わしい。楽しみは見いだせない。
庭に雑草が生え始めたら、この素晴らしい方法を使えば、今後雑草の心配をせずとも済む。マルチを敷く前に、新聞紙を全体的に覆うように敷き、その上からマルチを敷き詰めよう。こうすることで、雑草は十分な酸素を取り入れることができなくなるため、草むしりをしなくても良くなるのだ。
はしごを使った植木鉢置き
高さ恐怖症で、はしごを登ることなど考えたくもないのであれば、この方法はどうだろう。はしごの使い道は少ないが、驚くことに、はしごはおしゃれな植木鉢置きにもなる。これは家のどんな部屋にもぴったりだろう。
ガレージからはしごを引っ張り出し、好きな植木鉢を並べよう。この方法を使うことによって、一面に植木鉢を並べなくて済むため、場所を取らずにすっきりと飾れる。
重曹や酢を使って土のpH値を調べる
土のpH値は、必要な栄養素に影響するため重要だ。たいていの園芸作物はpH値が6(弱酸性)~7.5(弱アルカリ性)の間の土であれば健康に育つ。
家でも簡単にpH値を測る方法がある。酢を加えて泡が出るようであれば、その土はアルカリ性だ。重曹を加えて泡が出るようであれば、その土は酸性ということになる。
ワインの瓶を使った自動給水器
ガーデニングの手入れが趣味で、ワインも好む人であれば、空になったワインの瓶を給水器として再利用することができる。自分で簡単に作ることができるのに、買う必要があるだろうか。
一番簡単な方法は、コルク栓に穴を開け、ワインの空瓶に水を入れて栓をすることだ。これをお好きな鉢植えの土に逆さにして差し込めば、ワインの瓶の中に水がある限り、適切に給水してくれる。
穴のあいたボトルを埋める
庭に水の入ったプラスチックのボトルを埋めると言えば、頭がおかしくなったのかと思われるかもしれない。だが、もし水やりをしてもすぐに乾ききってしまうことがあれば、小さな穴を多く開けたプラスチックのボトルを植物の横に埋めると良い。
そうすれば、好きなときに簡単にそのボトルに水を入れることができる。その後、プラスチックのボトルから水が少しずつ出るため、簡単に根まで水を十分に行き渡らせることが可能だ。
スリングにスイカを入れる
庭でスイカを育てているなんて、羨ましい!が、この方法をお試しいただきたい。スイカが大きく重くなればなるほど、熟れる前につるを押しつぶしたりして、折れたり切れたりすることが多い。
古くなったTシャツやタオル(衛生的には使ってないものの方がいいが)を使ってスリングを作り、これで重くなった実をサポートするのだ。自家製スイカスリングはスイカづくりの未来かもしれない。
ぬるぬる問題はビールで解決
どうやら、ナメクジやカタツムリはビールが好きなようだ。正確にはビールの中に含まれる酵母だが。ビールを浅い缶などに入れて地面に置くか、コップになみなみと注いで、そのコップを埋めてみよう。ぬるぬるした虫達はそれに引き寄せられて飲んでいるうちに、落ちて死んでしまうようだ。
この方法を試すときに気をつけたいのは、コップのふちを少なくとも1インチ土の表面より高くしておくことだ。こうしておくことで、ナメクジを餌とする他の虫が寄ってくるのを防ぐことができる。ビールを飲む代わりに、ガーデニングに少し使ってみてもいいと思えるならば、この方法を試してみるのもいいだろう。